受験エリートと柔術 その1

ここで言う受験エリートとは、予備校のプログラムにのっとって入試対策のみに特化した人を指すとお考えください。

私はいわゆる受験というものの結果は非常に芳しく、第一志望ではないひとがほぼゼロであろうという大学に受かることができました。
当時は地道な努力が報われたことに本当に嬉しかったのを覚えています。大変誇らしい気持ちに満ち溢れました。

しかしながら、ほどなくして予備校というガイドラインを失った途端にパフォーマンスが低下しました。それもそのはず、人生で受験というもの、しかも予備校教師からの指示を淡々と実践していたので、自分から知識や世界を開拓する能力が育っていなかったのです。

誤解をされてはいけないので断っておきますと、ここでいう受験エリートは少数派です。大学の同窓は優秀な人揃いでした。